こんばんは
茂原店の岩佐です
唐突ですが、今日はスパークプラグについて
少しお話をしたいと思います。
皆さんご存知だとは思いますが、ガソリンエンジンはガソリンと
空気の混合気を燃焼させて動いてます。
この混合気に火を点けるのがスパークプラグの役割です
と、いってもプラグから火が出るのではなく
実際には火花が出ます。
こんな感じで
この火花は電気の力で出しているのですが
本来車体側の電圧は12V(一部の車両は6V)。
しかしプラグにかかる電圧は、イグニッションコイルを
経由して約20000Vまで昇圧します
そして走行距離が多くなってくると
ある部分が磨耗してくるのです。
それは
火花が飛ぶ電極です。マイナスドライバーの
先の部分になります。
上の写真は約8000km走った
原付スクーターのプラグの写真です。
こちらは新品。先端の火花が飛ぶ隙間が狭いのが
分かると思います。
古い方は隙間が広がってしまった分、電極が磨耗して
しまったのです。
また、磨耗した分、電極の形にも変化が・・・・
右の新品は電極間の隙間が並行なのに
左の古い方は電極間の隙間が斜めになっています。
この隙間が大きくなり過ぎると火花を飛ばす性能にも
影響が出てしまうので
エンジン不調の原因にもなります。
一般的に二輪車のスパークプラグの交換時期は
おおよそ5000kmといわれていますが
車両の使用状況等によりプラグの磨耗状況も
変わりますので定期的な点検が必要になります。
そして、一般的なプラグよりも中心電極に極細イリジウム合金を
採用して、より優れた着火性を実現したイリジウムプラグ等も
ございますので、プラグの点検、交換の際にはお問合せ下さい
それではおやすみなさい